前立腺炎について

前立腺炎

前立腺に炎症を起こす病気です。これには急性と慢性とがあります。
◆急性前立腺炎
38度以上の発熱、股間から腰部にかけての重痛い感じ、排尿時痛、排尿困難、頻尿などの症状が出ます。時に尿閉(おしっこがまったく出なくなる)になることもあります。
◆慢性前立腺炎
発熱はないが、●残尿感、●頻尿、●痛みや不快感(陰嚢と肛門の間の会陰部、下腹部、足の付け根、陰茎の先、睾丸など)、●排尿時痛、●精液に血が混じる、などの症状が見られます。「我慢できないことはないが、何とも言えない不快感がある、昼間は感じないが夜にベッドに入るとなんか気になる」と訴えることがよくあります。

前立腺炎の検査

慢性前立腺炎の場合は、肛門に指を挿入して、肛門の直上で腹側に位置する前立腺を触診します。前立腺に圧痛や疼痛がないか、また硬結がないか調べます。また腫れや浮球感がないかも診察します。前立腺のまわりにある外括約筋の緊張の度合いも調べます。

前立腺炎の治療法

急性の場合は、抗生物質の点滴や内服治療を行います。 慢性の場合は、抗菌剤の内服や生薬、消炎剤などを投与しますが、改善するには1~3ヶ月ほどかかります。

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